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心身症とは異なる

女性

治療方針が明確か

うつ病を呈している人のおよそ9割は、身体症状を訴えるという統計もあります。そのため、それぞれの症状に応じた科を訪れることが非常に多いです。しかし、どんなに検査をしても異常がみつからないので、最終的に仮面デプレッションとわかることもあります。心が引き起こす病気という意味では、心身症ではないかと考える人もいますが、まったく別の病気です。症状がいろいろあるのに、検査で異常が出ない場合に、一つの可能性として医者がよく考えるのが、仮面デプレッションです。あまりうつ病らしくはないけれども、症状の陰にうつ病が潜んでいるのではないかという考え方です。うつ病は気分や感情の病気ではありますが、必ずと言っていいほど身体症状をたくさん示します。たいていは、だるさや疲れやすさ、身体や頭が重いなど、かなりはっきりした症状であることが多いです。これらは、感情の中枢機能に不調が生じて、知覚に異常が出たために生じたものと考えられており、うつ病の中枢症状が出そろっていれば、うつ病と診断されます。時に、憂うつ感や意欲の低下などがはっきりせずに精神面の症状にマスクがかかり、一見、元気がありそうなのに身体症状だけを示すこともあります。また、仮面デプレッションは、軽症うつの一種です。意を決して医療機関を訪れたにも関わらず、病気ではないと、何でもないといわれたり、うつ病ではなくほかの精神疾患であるといわれるケースもあります。特に、身体症状の目立つ仮面デプレッションでは、自律神経失調症や特に病気ではなく気の持ちようなどと言われることもあります。そういわれた場合、その医師は、うつ病ではないと判断したということです。仮面デプレッションであれば、うつ病の治療を行わなければなりません。仮に頭痛や胃痛などがあるとして、その症状に適した薬を処方されたとしても症状が治まることはありません。こうした場合は、いろいろな科を転々とするよりも、精神科を受診するのがベストです。たいていのケースでは、抗うつ剤の服用により、原因不明の身体症状が治まることがほとんどになります。医療機関を探すというのは、自分の治療に携わってくれる一人の医師を選択するということです。うつ病であれば、よほど重症化していない限りは、入院設備などはさほど気にする必要はありません。そのため、どんな病院かよりも、どんな医師が常駐しているかに的を絞って探していくことが大事です。うつ病に詳しく、明確な治療方針を持っているかどうかということが一つポイントになります。